名古屋市熱田区 S邸 平成22年度 第5回 あいち建築物耐震事例コンペ 優秀賞受賞
減築と筋交・構造用合板による耐震補強
<耐震性>
無秩序に増築改築をされていて、1階の壁量がX・Y方向共に非常に少ない建物で特に西・南側は開口部が多く耐力壁が必要であった。補強は、増築部分を減築して筋交い+合板で補強を行い、生活の場が主に1階のために1階部分を重視して補強を行った。
<施工性>
Y9・Y7通りが非常に長いスパンで梁を飛ばしていてため、梁を支える壁や柱を新設して補強を行いました。
<居住性>
居住しながらの工事でしたが、生活の場を南側洋間を確保し2階の補強を先行して行い、水周りの工事を含めての工事で支障なくスムーズに工事を進めることが出来ました。減築をしましたが、必要空間を確保でき水周りの使い勝手を良くすることも出来ました。
改修前 | X方向 | Y方向 | 改修後 | X方向 | Y方向 |
2階 | 0.37 | 0.45 | 2階 | 1.09 | 1.09 |
1階 | 0.27 | 0.22 | 1階 | 1.18 | 1.21 |
Before After
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