名古屋市中川区 H邸
制震装置(GHハイブリッド工法)による耐震改修補強
<耐震性・経済性>
この建物は、南側の二階が載っている部分の一階の有効な壁は非常に少なく、玄関から居間に入る二間引き違い戸が2階からの荷重で完全に開かない状態であった。そのX方向の診断値が0.16で二階を支える有効な壁が少ないことと南北壁の偏芯が非常に大きくバランスの悪い建物であった。改修補強はバランスを考慮して、GHハイブリット工法と在来の筋交及び構造用合板の補強を行った。特に2階が載る居間南側の4枚引き戸の部分に採光を損なわないように、45*90のW筋交とその間にツインカーボを入れ、その左右の引き戸と一体にした。外壁改修工事に合わせて金物補強を外周部から行い、2階は屋根の軽量化をしたことで壁補強無しで補強値を上げることが出来た。
雨漏りをしていた屋根も改修出来、リフォームに合わせて設備の全面改修と軽くなった大屋根にはソーラーパネルを設置が出来ました。
改修前 | X方向 | Y方向 | 改修後 | X方向 | Y方向 |
2階 | 0.45 | 0.74 | 2階 | 1.27 | 1.43 |
1階 | 0.16 | 0.42 | 1階 | 1.56 | 1.48 |
After
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